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2008年3月13日 (木)

もうすぐお彼岸です

お彼岸が近づいてくると、検索されるサイトにも異変が起きるようです。niftyの「瞬」を見ていると永代供養の検索が増えていることが判ります。やはりお彼岸とかお盆が近づくと気になる方がいらっしゃるのでしょうね。いろいろなサイトを見て研究されることはよいことだと思います。最後はご自身が納得された上での供養を受けられることをおすすめいたします。私としては、派手に広告を打つ永代供養関係には営利目的の陰がちらついているように思われてなりません。先日いろいろなサイトを見ていましたら、永代供養は一時的な収入を当て込んだ活動だと断じている僧侶の方のコメントがありました。

確かに、ある部分「営利」と言っては何ですが、責任ある供養を継続するための原資は必要になります。どれほどの額が妥当であるかは、私自身判りません。しかし申し込まれようとされる方の側に立っているのかどうかはよく見れば判るのではないでしょうか。結構真面目?に取り組んでいる寺はあると思います。しかし宗教不問、何でも引き受けます的な発想には私はついて行けません。

お一人の方の場合にはそんなに距離的な問題はないでしょう。近く、遠くにあまりこだわらないでじっくり検討された方がよいと思います。

さて、今日の新聞には大規模霊園の広告が3つ掲載されていました。全て事業主体は寺院です。霊園の利用者は、宗教不問・寄付はありません・立派な供養用の施設もありますみたいなうたい文句がどの霊園でも共通のものです。

寺院が寺院であることを否定してかからないとこの発想は出て来ないと思うのですが。どう思われますか。これらは全て業者ペースの営利目的が見え見えに感じてしまいます。

そして頭をよぎったのが「お寺の倒産」というものです。業者は事業主体にはなれませんから、多分資金の借り入れなどはお寺がすることになります。「ご住職は何もしなくてかまいません。名義だけ貸していただければ、私どもが整備から販売まで全て責任を持っていたします。最後にはこれだけの墓地が出来るのですから大多数はご住職のところでお葬式も上げるでしょうから、全てお渡しいたします。」なんて言う甘い言葉に載せられてしまっているとしたら、背筋が寒くなる思いです。

もし目論見通りに事が運ばなかったらどうなるでしょう、業者はきっと投げ出してしまうでしょうね。その時、銀行はお寺に借金の返済を迫ってきます。売り上げのほとんどは業者に持って行かれてしまっているでしょうし、まして売れないからこんな事態になるのです。お寺にそれを負担するだけの財力があるとは思えません。財力のある寺はこんな事はしません。

となると最後には返済が出来ないことによる、お寺の倒産。既にこの事例は起きているのです。本当に恐ろしいことです。

こうならないためには、ただただ実直に欲をかかずに寺を運営するしかないと思います。少しぐらい不器用に感じる寺の方が暖かみがあるとは思いませんか。本当に檀家さんの方に顔が向いているのかどうか、しっかりと見極めてください。

そうでないと、後でとんでもない事態に巻き込まれることだってあるかもしれません。

お彼岸とは、悟りの世界を表します。たまには世俗の賑わいを離れて、自分のことを足下から見つめ直してみる、そんな時間を過ごしていただきたいと考えています。

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